夏休み特別レッスンとして企画した、ネイティブの先生による3日間のレッスンが終わりました。
参加者は年長さん、小学生の4人。初心者の子もいれば、英語学習歴の長い子もいましたが、色、動物、ボディパーツをメインテーマに、楽しくレッスンに参加してくれました。
先生はオーストラリア出身のAlex先生。
一日目は、動物の名前や動物の赤ちゃんの名前(kitten, puppy, calf, etc...)を使ったアクティビティ。絵本やカードを使いました。
先生の出身国であるオーストラリアについても教えてもらいました。
二日目は色の実験。3原色(primary colors)を使って、たくさんの色を作りました。
khaki(カーキー)、turquoise(ターコイズ)、dirty brown(汚ない茶色)、browny green(茶色っぽい緑)など、珍しい色も学びました。
三日目はボディパーツのアクティビティ。クレヨンやホワイトボードを使ったアクティビティで、ボディパーツを覚えました。
最後のゲームはThe Ladders Game。
このゲームではリスニングがポイントになります。先生のお話をしっかり聞かなければ勝てません。そして体力も使います・・・
みんな、とっても楽しそうでした。しっかり聞くこともできました。
3日間で、新しい単語やフレーズを学んだり、ネイティブの英語が聞けたり、外国のことを知ったり、それぞれの生徒さんがそれぞれに学んだことがあったかと思いますが、「英語が通じた!」という経験を通して、もっと英語を話したい、もっと英語を理解したいと感じ、それが今後の学習のモチベーションに繋がれば何よりだと思います。
今後もこういった企画ができるよう、考えたいと思います。
以前、このブログでもご紹介した「Mr. Men」シリーズ(「Mr. Men and Little miss」の記事参照)。
先日、地元の図書館でこんな絵本を見つけました。
CD BOOK MR.MEN Library〈10〉
1巻から10巻まであって、それぞれの本に4つか5つのMr.Menのお話が入っています。効果音のあるCD付きで、読むのが苦手な人でも大丈夫です。
このCD BookはNHKが出版したもので、英語学習を目的に作られています。
なので、それぞれのページに単語の意味が書いてあったり、各お話の終わりにはポイント解説などもあり、ありがたいです。
CDはとってもはっきりゆっくりしたイギリス英語なので、シャドーイングの練習にもぴったりだと思います。
大人の方の学習教材としても使えますし、子どもにも分かりやすい内容なので、どちらにもオススメです。
小さい子の場合、英語だけで理解するのが難しそうであれば、日本語である程度の意味を把握してからCDを何度も聞くと、どんどん英語を吸収できるかと思います。
現在、うちの子どもたちも車の中で、よくこのCDを聞いています。
何度か聞いているうちに、セリフを覚え始め、時々CDに合わせて言ったりしています。
四日市の図書館に行く機会があれば、借りてみてはいかがですか?大人の英語学習のセクションにありますよ。
10巻とも全部借りたいなぁ。
本屋や古本屋が好きで、用もないのによく立ち寄るんですが、
先日、偶然こんな古本を見つけ、読んでみました。
「子どもをバイリンガルに育てる方法」By木下和好
2001年に出版された古い本ですが、共感できることが結構書いてありました。(共感できないことも書いてありましたが( ̄ー ̄))
この作者は実際、2人の子どもをバイリンガルに育てたようです。
そのポイントは以下の3つ。
①毎朝30分英語の本を朗読させる。
②英語で話しかける。(子どもの返答はいつも日本語だった。)
③小学生6年の時に留学させる。
ん〜〜〜・・・どの家庭でも実践できる!という感じではないですが・・・
毎朝30分も付き合ってられないしぃ・・・
でもこの本、バイリンガル育児をしようとしている方には、ヒントになることもたくさんあると思うので、一読の価値はありそうですよ。
私なりにまとめてみましたが、細かいことを知りたい方は実際本を読んでみてください。
・バイリンガルとは、二つの言語を「読むこと」も「聞くこと」も「話すこと」も「書くこと」もできる人のことを指す。(話せるだけではだめ。日本語をおろそかにするのもだめ。)
・ヒアリングとは音声と意味を合致させることなので、意味の分からない英語を聞き流しても意味がない。意味のわかっている英語を何度も聞くことが大切。(意味の不明なところは日本語で教えることが重要。)
・話すことと聞くことは別の能力なので、聞くことばかり鍛えていても、話せるようにはならない。
・スピーキング力をつけるには広く浅くでなく、1文章からスタートし、マスターできたら次の文章へと進む方法が有効。
・悪い発音を聞いて、一時的に発音が悪くなることもあるが、よい発音をよりたくさん聞けば、発音は矯正されていく。(より多く聞いた発音に近づく。)
・英語習得は子どもの年齢に応じた方法がある。
1、10歳までは、母国語入れ替え可能時期
2、10〜12歳は、母国語形成時期
3、13歳以上は、母国語入れ替え不可能時期
1の場合は英語を無意識的に学ぶので、細かな説明は効果がなく、日常的に意味の分かる英語に触れる量が重要になる。また、この時期は学習をやめるとすぐに忘れてしまうので、少なくとも小学校卒業までは続ける。
2の時期は脳に言葉が定着する時期で、この時期に頭には入っている言葉が、その子どもの母国語になる。
3の時期になると、意識的、論理的に英語を学ぶようにしなければ英語が身につかない。この時期に英語の基礎がない状態で留学などしても、正しい英語を話せるようにはならない。
・子どもをバイリンガルに育てる場合、発音やイントネーションよりも、文法を重視すべき。
・幼児期から小学生時期は英語のアニメ、幼児番組、絵本などで、できるだけ多くの英語に接する時間をつくる。
・アルファベットを覚えたら、英語の本を音読させることによって、スピーキング力を養うことができる。(口の筋肉を鍛えることによって英語の発音ができるようになる。)
・親は英語が下手でも構わない。大切なのは、親が子ども一緒になって英語を学ぼうとする姿勢。(何でぼくだけ・・・と思わせない。)
と、こんな感じでした。
なかなか興味深い点もありませんか?!
誰でも知っている有名なイソップ物語、「ウサギとカメ」。
このタイトルを英語でどういうかご存知ですか?
「The Rabbit and The Turtle」
・・・ではありません。
正しくは「The Hare and The Tortoise」
英語には日本語よりも細かく分類され、それぞれ違う名前で呼ばれる動物がたくさんあります。
例えば上に挙げたウサギもrabbitとhareに分けられます。
hareは一般的にrabbitよりも大きくて、耳も長く、基本的に地上で生活し、生まれた時から毛が生えています。
rabbitはhareより柔らかい食べ物を好み、生活は穴の中。生まれた時に毛が生えていないらしいです。
カメも海ガメ(turtle)と陸ガメ(tortoise)で名前が違います。
欧米では肉がよく食べられるからなのか、動物の名前は日本語よりも細かく部類されている印象を受けます。
逆に日本人は魚をよく食べるので、魚の名前は英語よりも断然細かいですね。
同じ魚を大きさによってツバス → ハマチ → メジロ → ブリと分類しているくらいですから( ̄^ ̄)
日本語よりも細かく分類されているものをいくつか挙げてみます。
ウサギ hareとrabbit
カメ turtleとtortoise
ワニ alligatorとcrocodile
カエル frogとtoad
ネズミ mouseとrat
サル monkeyとape
ハト pigeonとdove
ハチ beeとwasp
エビ shrimpとprawn
イカ squidとcuttlefish
シジミ、アサリ、ハマグリが一緒ではないくらい、それぞれ別物なんでしょうね〜。
(ちなみに英語では全部clamです。)
我が家でもよく、子どもが足長バチを見て、
「There is a bee! There is a bee!」って叫んでいますが、ダディがすかさず、「No. That's a wasp.」って正します。
しっかり使い分けたいところです。
毎週土曜日は、イギリスのおばあちゃん(Nanny)とチャットするのが習慣になっています。ニーナが1歳くらいの時に始めたので、もう4、5年はしています。
「こんなに離れていても、孫が成長していく様子を見逃さずに、毎週顔を見れるなんて、便利な世の中になった」といつも嬉しそうなNanny。
ニーナはなかなか自分で話題を考えないので、私が「これ言ったら?あれ言ったら?」と話題を提供してるんですが、最近は「英語でどうやって言うのか分からない。」と、すぐ諦めることが多くなっていました。
言い方を教えてやったら言ったりはするんですが・・・
そういえば最近はあまり英語で会話してなかったな〜。
ダディとでさえ、日本語の会話が多かったような・・・
普段練習していないのに、チャットの時だけ英語で話しなさい、と言ってもムリですね・・・
ちょっと反省し、親子の英会話を増やすよう、心がけてみました。
私の語りかけが20%英語、80%日本語だったのを、50%くらいまでに英語を増やしました。
まだ1ヶ月程度しか経っていませんが、少しずつ「英語での会話はめんどう」という態度がなくなってきました。長い話でも、促せば英語で言えるようになってきました。
私が英語を話すだけでも、それなりの効果はあると思いますが、やはりニーナが実際に言ってみるのが一番。
ということで、「我が家の「代弁」の取り組み」でも書いた取り組み、つまり言おうとしていることを、まずは私が英語でどうやっていうのか言ってやって、それをリピートさせるという取り組みをしているわけですが、改めて気づいたことがあります。
この取り組み、4、5歳くらいになると、ぐっと難しくなります・・・(-。-;
3歳くらいまでなら言うことも単純で、文章も短い。
「バッタがいた!」
「おなかすいた!」
「公園に行きたい。」
それが5歳児にもなると、こんなに長い文章を話すか〜ってほど、ベラベラベラベラとほんっと色んなことを話します。
それを全部英語で言い換えるのは、量的にも語彙的にも結構大変です。
英語育児をされている方がつまずき安いというか、さらに上のレベルに伸ばしにくいと感じるのは、子どもが5歳くらいになった時じゃないですかね。
親が英語に限界を感じる時・・・
子どもに負けないように、常に英語力を磨いていければいいんですが。
限界を感じた時は、投げ出さず、英語教室や先生などに頼りつつ、家でもできる範囲での英会話を続けて行く。これが一番かもしれません。
毎日少しでも英語を話すことで、言いたいことを英語でさっと口に出す、英語の瞬発力が磨かれます。
会話が難しくなっても、英語のDVDを観たり、絵本の読み聞かせの習慣があれば、少しずつでも英語力は伸びていくと思います。
とにかく英語の習得は長期戦ですので、常に長期的な視点で何がベストかを考えながら、取り組んでいくことが大切なのでは。
長くなりましたが、最後にニーナが数日前にみた夢を英語で教えてくれたので、それを載せておきます。時制や文法など、間違いもありましたが、割とすらすらと話してました。
「I had a dream last night. A vampire was sleeping in a long box. I was sleeping too. We are upstairs. I closed the door quietly and locked it and went downstairs. The vampire open the door and went to a far away land. When I came back upstairs, the vampire was gone.」
(昨日夢をみたよ。吸血鬼が長い箱の中で寝とってさ。私も寝とってさ。二階におったんね。(吸血鬼を起こさないように)静かにドアを閉めて、鍵して、1階に行ったん。吸血鬼はドア開けてさ、遠いところに行っちゃった。私が2階に戻った時は、吸血鬼はもういなくなってたん。)