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「子どもをバイリンガルに育てる方法」

12年07月 23日

本屋や古本屋が好きで、用もないのによく立ち寄るんですが、
先日、偶然こんな古本を見つけ、読んでみました。
「子どもをバイリンガルに育てる方法」By木下和好

2001年に出版された古い本ですが、共感できることが結構書いてありました。(共感できないことも書いてありましたが( ̄ー ̄))

この作者は実際、2人の子どもをバイリンガルに育てたようです。
そのポイントは以下の3つ。
①毎朝30分英語の本を朗読させる。
②英語で話しかける。(子どもの返答はいつも日本語だった。)
③小学生6年の時に留学させる。

ん〜〜〜・・・どの家庭でも実践できる!という感じではないですが・・・
毎朝30分も付き合ってられないしぃ・・・

でもこの本、バイリンガル育児をしようとしている方には、ヒントになることもたくさんあると思うので、一読の価値はありそうですよ。
私なりにまとめてみましたが、細かいことを知りたい方は実際本を読んでみてください。


・バイリンガルとは、二つの言語を「読むこと」も「聞くこと」も「話すこと」も「書くこと」もできる人のことを指す。(話せるだけではだめ。日本語をおろそかにするのもだめ。)

・ヒアリングとは音声と意味を合致させることなので、意味の分からない英語を聞き流しても意味がない。意味のわかっている英語を何度も聞くことが大切。(意味の不明なところは日本語で教えることが重要。)

・話すことと聞くことは別の能力なので、聞くことばかり鍛えていても、話せるようにはならない。

・スピーキング力をつけるには広く浅くでなく、1文章からスタートし、マスターできたら次の文章へと進む方法が有効。

・悪い発音を聞いて、一時的に発音が悪くなることもあるが、よい発音をよりたくさん聞けば、発音は矯正されていく。(より多く聞いた発音に近づく。)

・英語習得は子どもの年齢に応じた方法がある。
1、10歳までは、母国語入れ替え可能時期
2、10〜12歳は、母国語形成時期
3、13歳以上は、母国語入れ替え不可能時期

1の場合は英語を無意識的に学ぶので、細かな説明は効果がなく、日常的に意味の分かる英語に触れる量が重要になる。また、この時期は学習をやめるとすぐに忘れてしまうので、少なくとも小学校卒業までは続ける。

2の時期は脳に言葉が定着する時期で、この時期に頭には入っている言葉が、その子どもの母国語になる。

3の時期になると、意識的、論理的に英語を学ぶようにしなければ英語が身につかない。この時期に英語の基礎がない状態で留学などしても、正しい英語を話せるようにはならない。

・子どもをバイリンガルに育てる場合、発音やイントネーションよりも、文法を重視すべき。

・幼児期から小学生時期は英語のアニメ、幼児番組、絵本などで、できるだけ多くの英語に接する時間をつくる。

・アルファベットを覚えたら、英語の本を音読させることによって、スピーキング力を養うことができる。(口の筋肉を鍛えることによって英語の発音ができるようになる。)

・親は英語が下手でも構わない。大切なのは、親が子ども一緒になって英語を学ぼうとする姿勢。(何でぼくだけ・・・と思わせない。)


と、こんな感じでした。
なかなか興味深い点もありませんか?!


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(「子どもをバイリンガルに育てる方法」)
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