先日の新聞にこんな記事を見つけました。
国が行った全国国公立約480校の、高校3年生約7万人に行った英語の4技能テストのうち、一番良かった「読む」でも、7割が中学レベル止まり。「書く」「話す」に至っては、9割近くが中学レベルで、政府が「高校レベル」として掲げる英検の「準2級〜2級程度」という目標からは、ほど遠い結果となった。
ということです。
2020年までに3年生から英語活動を開始し、5、6年生で強化として週3コマを目指す、と政府は言っていますが、時間だけ増やしても、効果的な指導をしなければ、大した変化は期待できないだろうな、と思います。
効果的な指導と言っても、「実際に使っていく」活動がなくては、身につかないように思いますが。
実際話し、実際読み、実際書く。そんな活動の積み重ね以外に、何か方法はあるのかな・・・
コツコツやるしかないでしょう。
4月に向けて、体験レッスンのお問い合わせを、たくさんいただいています。英語が初めてという子もいれば、経験者の子もいます。
最近の保護者の方の意識は高く(昔は低かったのか知りませんが・・・)、ただ英語を習わすだけでなく、「話せる英語を身につけて欲しい。」と、思われている方が多いです。
そういう保護者の方は、「教室に通わせているから大丈夫。」と、100%教室まかせの意識では、話せるようにはならない、ということをよく理解されています。
アルファベットや単語は覚えられると思いますが、正直、教室だけの英語学習では話せるようにはならないと思います。
このブログでも何度も言っていますが、日々の取り組みがとにかく必要なんです。その取り組みも、数ヶ月、数年とかではなく、長期的に継続しないと身にならない。近道なんてありません。
この日々の取り組みは、あまり勉強じみてしまうとなかなか継続が難しくなります。子どものやる気もでないし、やる気のない子どもにやらせる方も疲れます。
なので、英語の取り組みは勉強っぽくなく、遊びみたいな感覚で取り入れて行くのが一番です。そのやり方はお家の方の腕の見せ所。みんなそれぞれ好きなことって違いますから。
絵本が好きな子なら読み聞かせ。テレビが好きな子ならDVD。歌が好きな子なら歌のCD。パズルやワークブック系が好きな子もいますよね。もちろん、これら全部でもGood。
とにかく、その子にとって、楽しめることをしながら英語に触れると、それが一番自然体だし、効率良く、継続して英語を学んでいくことができると思います。そうやって、日々の取り組みで英語の下地みたいなものを築きながら、教室で話す練習をし、使える英語を身につけて行く、それがKiddiesの考え方です。この下地がしっかりしている子ほど伸びというのは、言うまでもありません。
(「英語分からない」と、思わせる前に始められるとベストなんですけどね。一番スムーズに英語を生活に馴染ませやすいし、小さい時の方が断然時間もあります。小学校が始まれば、宿題、趣味、習い事、友達付き合いなどで、英語にかけられる時間は微々たるものです。)
バランスをとるため、読み書きの宿題は出しますが、とにかくこれは褒めて、褒めて、褒めながら継続していってもらう!子どもはみんな褒められれば、伸びていきます。褒められることによってつく、「自分ってできるんだ」という自信が、すごく大切だと思います。
日常化すると、ついつい褒めるのを忘れてしまう私ですが、意識的に、「上手になったね。」「さすがだね!」「やっぱり得意なだけあるね!」と、家でも、Kiddiesでもポジティブな声かけを心掛けています。
Kiddiesの生徒さんをみていると、上手にお家でも英語を取り入れてもらっているのがよく分かります。「やらされている」と子どもに感じさせず、英語を身につけられる環境を作ってあげることができれば、最高ですよね。
誰でも知っている有名なイソップ物語、「ウサギとカメ」。
このタイトルを英語でどういうかご存知ですか?
「The Rabbit and The Turtle」
・・・ではありません。
正しくは「The Hare and The Tortoise」
英語には日本語よりも細かく分類され、それぞれ違う名前で呼ばれる動物がたくさんあります。
例えば上に挙げたウサギもrabbitとhareに分けられます。
hareは一般的にrabbitよりも大きくて、耳も長く、基本的に地上で生活し、生まれた時から毛が生えています。
rabbitはhareより柔らかい食べ物を好み、生活は穴の中。生まれた時に毛が生えていないらしいです。
カメも海ガメ(turtle)と陸ガメ(tortoise)で名前が違います。
欧米では肉がよく食べられるからなのか、動物の名前は日本語よりも細かく部類されている印象を受けます。
逆に日本人は魚をよく食べるので、魚の名前は英語よりも断然細かいですね。
同じ魚を大きさによってツバス → ハマチ → メジロ → ブリと分類しているくらいですから( ̄^ ̄)
日本語よりも細かく分類されているものをいくつか挙げてみます。
ウサギ hareとrabbit
カメ turtleとtortoise
ワニ alligatorとcrocodile
カエル frogとtoad
ネズミ mouseとrat
サル monkeyとape
ハト pigeonとdove
ハチ beeとwasp
エビ shrimpとprawn
イカ squidとcuttlefish
シジミ、アサリ、ハマグリが一緒ではないくらい、それぞれ別物なんでしょうね〜。
(ちなみに英語では全部clamです。)
我が家でもよく、子どもが足長バチを見て、
「There is a bee! There is a bee!」って叫んでいますが、ダディがすかさず、「No. That's a wasp.」って正します。
しっかり使い分けたいところです。
いよいよ暑くなってきましたね。
何にもしなくても疲れる夏・・・苦手だな〜。
最近、小さい子のレッスンで、色々な乗り物を使ったアクティビティをしています。
air plane、truck、fire engine、police car、blimp、boatなどなど、2、30種類の乗り物です。
このアクティビティは、特に男の子に大人気(^ ^)
みんなよく名前を知っていますが、時々和製英語も混ざってしまいます。
例えば、ショベルカー。
これは、Shovelとcarを合わせて作った和製英語です。
正しくはpower shovelか、diggerです。
和製英語、たっくさんありますが、子どもたちが使いそうな単語にしぼって少しあげてみると・・・
パトカー a patrol car / a police car
ハンドル a steering wheel
ダンプカー a dump truck (イギリス英語ではa dumper)
タンクローリー a trailer
ガソリンスタンド a gas station (イギリス英語ではa petrol station)
ベビーカー a pushchair
クーラー an air conditioner
コンセント a socket
シール a sticker
ジェットコースター a roller coaster
テレビ TV (イギリス英語ではtelly)
トランプ cards
バイキング buffet
フライパン a frying pan
レンジ microwave
などなど、いっぱい。
便利なようで、ややこしくもある和製英語。
ネイティブの人には通じないので、しっかり区別したいものです。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
あっと言う間に3週間がたち、今日はNannyとUncleとのお別れでした。
私の母は、「孫は遠くに住んでいても元気ならOK!」というタイプですが、Nannyは「できれば毎日でも一緒にいたい」タイプ。
悲し〜いお別れになりました。
でもこれが最後ではないし、毎週スカイプでおしゃべりするし・・・しばらくは悲しいかもしれませんが、また少しずつ日常に戻るんだと思います。
子ども達はこの3週間、た〜っぷり遊んでもらいました。
たくさん絵本を読んでもらったり、歌を歌ってもらったり、一緒にクリスマスや誕生日やお正月をすごしたり、初詣に行ったり、京都に行ったり、科学館に行ったり・・・色んなことができました。
12月で3歳になった息子は、そんなに英語力があったのか!というほど上手に英語でお話してました。4歳の娘もこの3週間で以前よりもスムーズに話せるようになったと思います。
子どもってどうしても楽な方を選びます。英語が好き!英語を上達させたい!ってわけでなければ、もちろん楽な日本語を話します。小さい頃から、日本語も英語も当たり前のように聞かせてきた子ども達でさえそうなんです。
でも英語を話さなければいけない状況になると、子どもって頑張って話そうとするもんなんですね。「伝えたい」「理解してほしい」という気持ちが英語力をぐっと伸ばすのかもしれません。少なくとも話す力はそうだと思います。
そういう意味では英語しか話さない人との触れ合いは大切かもしれません。(英語育児においては。)
レッスンや普段の取り組みで学んだことを使いこなす実践の場。
これをKiddiesでも提供できるように、今後考えていかないといけないですね。
「どうやったら英語を話せるようになるの?」
時々聞かれる質問です。
英会話学校に通ったり、スピードラーニングのようなかけ流しをしたり、留学したり、洋画をたくさん観たり、本を読んだり・・・色々な方法がありますが、私がオススメする方法は少し違います。
場所や時間を選ばず、教材や相手も要らず、効果的でしかもただ。
そんな方法があるんです。
もうすぐ3歳になる息子は、2歳過ぎ頃から言葉を少しずつ話し始めました。半年ほど経った今は、一日中しゃべっているという感じです。
私に対してもお喋りしますが、一人遊びしている時の方がよくしゃべっているんです。
自分である場面を作り出し、おもちゃを使って一人で何役もこなし、会話します。
今日も何やら言っていたので聞いていると、こんな会話を一人でしてました。
「私はプリキュア。」
「こんにちは、プリキュア。僕はマクウィンです。」
「おばけがいるわ!大丈夫。私がやっつけるわ!」
「やー!とー!キック!」
「いたい。」(泣くマネをする息子。)
「もう死んじゃう・・・」
「大丈夫?もう、帰ってご飯を食べるぞ」
訳分からなくて、笑っちゃいました^^
そんな感じで自分の世界に入って、色んな場面を想像して、色んな人になりきって延々と会話するんです。
子どものそんな姿ってそれほど珍しくありません。程度の差はあれ、どんな子でも空想に浸ってごっこ遊びをするのでは?
この一人でするごっこ遊びって、言語の発達に大いに貢献していると思いませんか?
遊びながら、色んな場面、状況での会話練習になっていて、ごっこ遊びをすればするほど、会話が上手になっていくんです。
前置きが長くなりましたが・・・
そうです、英会話の効果的な会話の練習法は、空想です。
状況やストーリーを自分で考え、何役にもなりきって英語で会話するんです。
例えばエレベーターで誰か知らないおじさんと一緒になったとします。
そこで想像力を働かせて、大好きな俳優と同じエレベーターに乗ったら・・・(ちなみに私はロバートダウニーjrの大ファン!)みたいな場面を想像をして、ロバートと自分との会話を作り出すんです。
もちろん声に出すと、あやしい人に思われるので、あくまでも頭の中で!
そんなことを日々している私・・・
四六時中しているわけではありませんが、寝る前や料理中、掃除しながらよく空想にふけっています。案外、英語力が上達するんですよ!
英語がうまく話せなかった時にも、よくこの方法で練習していました。練習というより色んな会話の空想がいつの間に練習になっていた、という感じです。
言いたいことをさっと英語に置き換える力が必ず付きます!
ぜひお試しを。
くれぐれも、周りに人がいる時は声にださずにしましょう・・・
「Mind your p's and q's」
こんなフレーズを聞いたことがありますか?
pはplease、qはthank you (than Q )のことで、
Mind your p's and q'sというのは「言葉遣いに気をつけなさい」という意味です。
(’sは複数形のsです。つまりp’s=pleases、q’s=thank yous)
もともとの語源は「pとqは似ているから、読む時に気をつけて」
つまり、「気をつけて」「慎重に」っといった意味から始まったと言われていますが、現在は「please と Thank youを忘れないで」、という意味の方が強いようです。
とにかく英語ではとっても大事なこの2語。
英語育児をされている方は、ぜひ小さいうちからこの2語だけはしっかり言えるように教えましょう。
小さい子に限らず、大人の方が話す時にももちろん大切ですよ。
英語はコミュニケーションのツールです。「言いたいことが言えればいい」ではなく、その言語のマナーを身につけることも、とても大切です。
子どもにPleaseを教える時、よく大人は「the magic word」(魔法の言葉)という言い方をします。
例えば、
「Mommy, I'm thirsty. Give me some juice.」(ママ〜、喉渇いたからジュース!)
「What's the magic word?」(魔法の言葉は?)
「Can I have some juice, please?」(ジュースもらえる?)
という感じ。
お願いする時は、the magic wordをお忘れなく!!
現在4歳の娘が読む絵本のレベルは、当教室の小学生の絵本教材、ORTでいうstep5辺りです。
↑こんな感じ。
このくらいのレベルは読めますが、好んで手にとるのは、もっと易しいレベルの絵本だったりします。スラスラと余裕をもって読めるレベルの絵本です。そういうレベルの絵本をたくさん読むことは、とても大切なことだと思います。
「読み」を習い始めるころ、大切なのは基礎を固めることです。
成果を焦って、どんどん先へ進んでしまうと、すぐに行き詰まってしまいます。
まずは簡単に読める。楽しい。という経験をたっくさんさせてあげること。
なので、年中・年長クラスで使っているSWRくらいのレベルか、ORTのstep1や2くらいのレベルをみっちり1〜3年かけるのがいいかと思います。
暗記するくらい読み聞かせてもらったり、CDを聞くなりして、字を目で追いかけながら読むフリをすることからスタートします。そのうち、音と文字とが一致して、何度も見る単語が読めるようになります。
その取り組みをじっくりすることで、自信と基礎的な読みの力がつくように思います。基礎ができれば、あとはスムーズにレベルをあげていくことができます。
自分のレベルより、一段下のレベルの絵本をたくさん読むこと。
それが楽しく、効果的に読む力をつけるコツです。
大手英会話学校で勤務していたころから今まで、たくさんの子どもたちを見てきました。その中で一つ気づいたことがあります。
1歳くらいまでの子・・・先生の言っていることをひたすら「聞く」。
2、3歳くらいの子・・・聞いていないようで聞いていて、家などでレッスン中に聞いたことを突然話しだす。
4、5歳くらいの子・・・シャドーイングする。
もちろん、みんながみんなこれに当てはまるわけではありませんが、このような傾向が強いです。
4、5歳くらいの子のシャドーイング。これは、リピートとは少し違います。言ってるそばから追いかけっこのようにマネして復唱していく、影のようについて行くということです。
実はこのシャドーイング、語学習得のうえでとても有効的な方法です。
小さい子は歌を聞きながら、一生懸命ついて歌おうとします。最初は意味も分かっていないし、発音もごにょごにょ何を言っているのか分からないことも多いです。
でも一生懸命聞きながら、それをマネしようとついて歌っているうちに、いつの間に上手に歌えるようになっています。
上手に歌えても意味が分からない単語もたくさんあります。(2歳の息子もアンパンマンの歌を上手に歌っていますが、「♫愛と勇気だけが友達さ〜♪」なんて絶対意味分かってません・・・^^;)
でもまずは、真似することが大切なんです。
シャドーイングはリピートよりも難易度は高いです。真似しながら聞いて、聞きながら真似して・・・なのでとっても集中しなければできません。だからこそ、耳もよくなるし、耳がよくなるからこそイントネーションも発音もよくなります。
生徒さんでも、ごにょごにょと後について言おうとする子ほど伸びが早いです。知らないうちに効果的な学習方を利用してるのですから。
このシャドーイングはもちろん大人でも効果あります。まずはよく聞き取れるレベルの英語を聞きながら、シャドーイングしてみてください。
リスニング力、スピーキング力がきっとあがるはずです!!
一昼一夜にして成らずですが・・・
以前にもチラっと紹介しましたが、私の姉の旦那さんはフランス人です。
今、彼のお姉さん夫婦が来日していて、彼らと食事会をしました。
お姉さんはもちろんフランス人ですが、その旦那さんはドイツ人。
うちの旦那さんはイギリス人で、何とも国際的な食事会でした。
そんな国際的な場で話される言葉、それはやっぱり英語なんですよね。
色んな言語を話すことができればいいですが、やはり英語は世界共通語。少しでも話すことができたら、世界がぐっと広がります。
話の内容がほとんど理解できない私の両親も、片言の英語でとりあえず話します。内容が分かっていないので、みんなが話している内容とは全然関係のないことを突然話します。でもそこからまた会話がうまれます。
間違えても、噛み合わなくてもとにかく話すことが大切。
それが上達する一番の近道です。
もちろん間違えることって恥ずかしいですが、聞いている方はそんなこと気にしません。コミュニケーションをとろうとすれば、相手はそれに応えようとしてくるものです。黙っていては何にも始まりません。
うちの両親は英語は初級レベルですが、海外の人にも全く動じずコミュニケーションを図ろうとするという意味では、国際感覚あふれる人間なんだと思います。英語ができても話すことができなければ意味がないですもんね。
自分の子どもたちにも、相手を尊重し、自分の意見を自信をもって言える、そんな人になってもらいたいものです。
イギリス人のダディがいる我が家では、英語は基本的にイギリス英語です。
私はカナダで英語を学んだので、以前はアメリカ英語で話していました。
今はどちらかというとイギリス英語ですが、アメリカ英語も混ざります。
どちらの英語も経験すると、色々な違いが見えてきておもしろいです。
少しその違いを紹介したいと思います。違いを知っておくと、それぞれの国に行ったり、それぞれの国の人と話す時に便利かもしれません。
てんとう虫 ladybird(英)ladybug(米)
ポテトチップ crisps(英) chips(米)
ケチャップ tomato sauce/red sauce(英) ketchup(米)
クッキー biscuit(英) cookie(米)
あめ sweets(英) candy(米)
懐中電灯 torch(英) flash-light(米)
消しゴム rubber(英) eraser(米)
携帯電話 mobile phone(英)cell phone(米)
バンドエード plaster(英) Band-Aid(米)
ゴミ rubbish/litter(英) garbage(米)
ゴミ箱 bin(英) trash(米)
トイレ toilet(英) washroom/bathroom(米)
おむつ nappy(英) diaper(米)
セーター jumper(英) sweater(米)
ズボン trousers(英) pants(米)
運動靴 trainers(英) sneakers(米)
肌着 vest(英) undershirt(米)
チョッキ waistcoat(英) vest(米)
サッカー football(英) soccer(米)
ビリヤード billiard(英) pool(米)
エレベーター lift(英) elevator(米)
ガソリン petrol(英) gas(米)
秋 Autumn(英) fall(米)
祝日 bank holiday(英) national holiday(米)
幼稚園 nursery(英) kindergarten(米)
「ありがとう」も、イギリスでは「cheers」や「ta」が頻繁に使われます。niceの代わりにlovelyもよく使われますし。
普段使う英語だけでもこのように色々あり、ややこしいと感じることもありました--;
全く単語が違えば、誤解されることもありませんが、同じ単語で違う意味の場合(例えばvest)、誤解が生じる可能性もあります。
イギリス人やアメリカ人がみな、お互いの違いについて知っている訳ではありません。
知っていて損はないですよ!
娘と息子が1、2歳の時に覚えたアルファベットの教え方を紹介します。
別にそんなに早くに教える必要もないのですが、そのくらいの年齢の子どもたちは驚異的な記憶力を持っているし、その後の読みにもつながっていくので、我が家では遊び感覚で教えていました。
まずはアルファベットの形になれさせます。うちで使っていたのは、100円均一で売っているスポンジでできたABCパズル。1歳半くらいの時、このパズルでよく一緒に遊びました。うちの子はパズルが大好きなので、すぐに自分でできるようになってました。
形に馴染んできたら、さっそく呼び名を教えていくのですが、エイ、ビー、シー、とは教えません。
それぞれのアルファベットに身近な人を当てはめていきます。
まずは自分の名前から。Nを見せて「これは"ニーナ"だよ。」
Mはママ、Dはダディ、Oはおばあちゃん、Sはせいじおじちゃん・・・と教えていくと、おもしろいように覚えていきます。
身近な人、好きな食べ物、動物、キャラクターなどを当てはめながら、段階的に26のアルファベットの呼び名を教えます。
ちなみにうちではこんな感じでした。
A=あいこおばさん、B=bee、C=cake、D=Daddy、E=Emilie、F=Froggy、G=gorilla、H=honey、I=Igglepiggle(キャラクター名)、J=Jack、K=kangaroo、L=lion、M=マミー、N=ニーナ、O=octopus、P=パンちゃん、Q=queen、R=rabbit、S=せいじおじちゃん、T=ともおじちゃん、U=umbrella、V=veggies、W=window、X=fox、Y=yellow、Z=zebra
2歳になるまでに教えたのはそこまでです。
2歳3、4ヶ月の時に次のステップに進みました。
それまでは「Nはニーナ」でしたが、「Nはニーナのヌ」「Sはせいじおじちゃんのスゥ」と、フォニックスも足して教えました。それに慣れてきたら「Nはヌ」「Sはスゥ」と教えます。
文字を読み始めるころに、フォニックスが分かっていると出だしがスムーズにいきます。
(小さい子はサイトワードで読んでいくことも大切なので、フォニックスだけで読み方を教えると、スムーズにいきません。でもフォニックスが分かっていると、サイトワードのヒントにもなるので、読みが上達しやすいです。)
アルファベットの名前、エイ、ビー、シー、は特に教えたことはありません。
大文字を覚えたら、小文字も教えました。「Nこれは大きいニーナで、nこれは小さいニーナだよ」って。
このフォニックスを教える際、できるだけ正しい音で教えましょう。「Hはハでなく[h] 」です。無声音です。S、Fも無声音。B、C、Gなども「ブ、ク、グ」など母音が入らないように気をつけましょう。
YouTubeにもたくさんフォニックスソングがあるので、参考にするといいかもしれません。私の好きなビデオのリンクを一つ載せておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=QW7N64zsrs0&feature=related
アルファベットは、もっと大きくなってから覚えてももちろんいいのですが、遊び感覚で覚えてしまうなら・・・
Why not?!^_^
10月31日はハロウィンです。
昔ヨーロッパでは、この日に霊や魔女などが家にくると信じられ、それらから身を守るために仮装し、火を灯していたことが起源になっているようです。
そんな起源よりも、「仮装してお菓子をもらえる楽しい日」として日本では定着してますね。
うちでも毎年カボチャを買って、ジャックオランタン作ってますよ〜。
西洋ではオレンジのカボチャで作るのが一般的ですが、日本ではあまり見かけないので、普通の緑のカボチャで作ります。
3年前に初めて作ってみましたが、案外簡単。
カボチャにマジックで目や口を描いて、包丁で気をつけながらくり抜いていきます。
すぐにくさっちゃうので、ハロウィンの1週間くらい前に作って、ちょっと酢を塗って(腐敗を心持ち遅らせるため)飾りました。小さいのは100円くらいで買えちゃいますよ。
カナダにいた頃は、ハロウィンが近くなると、路上で農家の人が大量のパンプキンを並べて売っていました。そして、そこら中の玄関先でジャックオランタンが飾られていました。しかも大きいのばっかり。
ジャックオランタンが飾ってある家=「Trick or treat」歓迎の家です。
夜になると、仮装した子どもたちが近所の家を訪ね歩きます。
ジャックオランタンを飾っているのに、うっかりお菓子を用意してないお家には、本当に「trick」(いたずら)してもいいんですって。
ハロウィンパーティも盛んで、大人も張り切ってすごい仮装をしてましたよ。
旦那さんの故郷、イギリスでもハロウィンは盛んで、大人も子どもも仮装するようですが、ジャックオランタンはあまり見ないとか。
「作っても盗まれるから、誰も飾らなくなった・・・」らしいです・・・
ちょっと悲しい現実ですが、田舎とかではどうなんだろ。
Kiddiesでもハロウィンの飾り付けをしてみました。(ささやかなもんですが・・・^^;)
「日本語が確率する前に英語を学ぶと、日本語に悪影響がでるのか」
乳幼児の英語教育に反対する人のみならず、このような不安を抱えている人は案外多いのかもしれません。
私個人の意見はやはり「言語習得は早ければ早い方がいい」です。
子どもが産まれる前は、早期教育とか英才教育とかって悪いイメージでしかありませんでしたが、実際子どもを授かって育ててみると、子どもの天才的な記憶力に驚かされます。
遊び半分で始めたアルファベットを娘は2歳になる前に覚えました。
面白いように吸収していくので、文字の読み方もどんどん教えました。
そして3歳でCliffordやOxford Reading Treeのステップ3、4辺りを読むようになりました。
発音も耳も自然にできあがっていきました(日常的に英語に触れていたから)。
七田式の早期教育の本や、アメリカのグレン・ドーマン博士の知能研究の本などを読むと、「早すぎる」という昔の人の考えが、いかに子どもたちの可能性を潰してしまっているのかがよく分かります。
何の努力もなしに物事が吸収できる時期は大人になってからありますか?
(私はありません。努力なしに忘れることはありますが・・・;_;)
大きくなってからの言語の習得に、どれだけの努力と時間が必要ですか?
(私は相当の時間がかかりました。現在も勉強中・・・×_×)
能力発達の黄金期を逃さないでください。
情報を与えれば与えられるほど、小さな子どもたちは限界なく吸収していきます。5カ国語も、6カ国語も話せる子もいるくらいです。
5歳より、4歳、4歳より3歳、3歳より0歳の子どもの方がより、吸収していく能力に優れています。
子ども産まれてからの数年で、体を動かし、本物を見て、触って、聞いて、様々な知的情報が多ければ多いほど、その後の能力は飛躍的に伸びるそうです。
0歳からが黄金期です。後は情報の吸収能力は低下をたどるのみです。
日本にいればどう頑張っても、日本語が第1言語になります。
家庭で英語教育に力を入れていて、英語では言えるのに日本語では知らない単語などがでてくるかもしれません。
私の子どもたちをみる限り、そんな問題は幼稚園などに通うようになれば、一瞬にして克服していきます。
英語をいかに伸ばしていくか、という問題の方がよほど難しい。
言語を2つ知ることで、互いの言語が刺激し合って、どちらの言語もより発達していくように思います。
あと、大事なポイントですが、プレッシャーやストレスは情報吸収の妨げになりますよ!覚えさせよう、学ばせようという思いが強すぎると、子どもはそれをキャッチします。
いかに楽しく、心地よく、刺激あふれる環境を与えてあげられるかは、パパとママの腕次第です!