大手英会話学校で勤務していたころから今まで、たくさんの子どもたちを見てきました。その中で一つ気づいたことがあります。
1歳くらいまでの子・・・先生の言っていることをひたすら「聞く」。
2、3歳くらいの子・・・聞いていないようで聞いていて、家などでレッスン中に聞いたことを突然話しだす。
4、5歳くらいの子・・・シャドーイングする。
もちろん、みんながみんなこれに当てはまるわけではありませんが、このような傾向が強いです。
4、5歳くらいの子のシャドーイング。これは、リピートとは少し違います。言ってるそばから追いかけっこのようにマネして復唱していく、影のようについて行くということです。
実はこのシャドーイング、語学習得のうえでとても有効的な方法です。
小さい子は歌を聞きながら、一生懸命ついて歌おうとします。最初は意味も分かっていないし、発音もごにょごにょ何を言っているのか分からないことも多いです。
でも一生懸命聞きながら、それをマネしようとついて歌っているうちに、いつの間に上手に歌えるようになっています。
上手に歌えても意味が分からない単語もたくさんあります。(2歳の息子もアンパンマンの歌を上手に歌っていますが、「♫愛と勇気だけが友達さ〜♪」なんて絶対意味分かってません・・・^^;)
でもまずは、真似することが大切なんです。
シャドーイングはリピートよりも難易度は高いです。真似しながら聞いて、聞きながら真似して・・・なのでとっても集中しなければできません。だからこそ、耳もよくなるし、耳がよくなるからこそイントネーションも発音もよくなります。
生徒さんでも、ごにょごにょと後について言おうとする子ほど伸びが早いです。知らないうちに効果的な学習方を利用してるのですから。
このシャドーイングはもちろん大人でも効果あります。まずはよく聞き取れるレベルの英語を聞きながら、シャドーイングしてみてください。
リスニング力、スピーキング力がきっとあがるはずです!!
一昼一夜にして成らずですが・・・
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