先日、5歳の娘に「What do you want to be when you grow up?」(大きくなったら何になりたい?)と質問してみました。
すると、「大きくなったらまた小さくなって、リスになりたい!」ですと。
5歳ってまだまだこんな世界に住んでるんでしょうか・・・(^^;;)
幸せそうで何よりですが・・・
おとぎの世界に住むそんなわが子ですが、先日やっとパスポートができ、取りに行ってきました。
父親がイギリス人の子どもたちは、イギリスと日本の両方のパスポートを持つことができます。入国する時に入国する国のパスポートを使うと、入管での手続きがスムーズに行くので、2つのパスポートをとって使い分ける人も多いのだとか。
ただ日本は、2重国籍を認めていないので(イギリスでは認められている)、子どもたちが22歳になるまでに、どっちの国籍にするかを選択しなければいけません。
この間、ニーナがこんなことを聞いてきました。
「ママは日本人、ダディはイギリス人でしょ。ニーナは何?」
「ニーナは日本人とイギリス人だよ。1つじゃなくて、2つも国があるってお得だね!」と、私。
片親が外国人の子は、自分のアイデンティティの問題で悩むことも多いそうですが、「日本人かイギリス人か」ではなく、「日本人でもありイギリス人でもある」ということをポジティブに捉えてほしいなと、思うのです。
外国の人は「ハーフ」という言葉に抵抗がある人が少なくありません。そもそも会話でそんな話題になること自体珍しいんだとか。ダンナさんもアイルランド人とイギリス人のハーフですが、自分を「ハーフ」だと言うことはありません。「半分」は何だか不完全な人みたいに聞こえてしまうんですね。
「ハーフ」の代わりに「ダブル」と言ったりする人もいますが、これも和製英語です。あえて英語で言うなら、「I'm mixed.」とか「I'm half Japanese and half English.」です。「I'm half.」では通じません。
今年のクリスマスはニーナとユアンにとって、初めてのイギリス。もう一つの自分の国に行って、どんなことを感じ、それが今後どのような影響になるのかは分かりませんが、ポジティブな経験になってくれればと思います。
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